黒木華が主演で活躍されているドラマも多くなってきましたが、脇役で出演されているドラマでもキラリと光る良い演技をされている作品がたくさんあります。
その中で、黒木華さんのファンとして抑えておきたい脇役出演ドラマをご紹介します。
記事の内容
松本清張ドラマスペシャル 疑惑
2019年2月 テレビ朝日系で放送
白河球磨子 役で出演
疑惑の見所
演じる役によって様々な顔を見せる黒木華さんですが、黒木華さんが出演されたドラマで最初に思い出すのがテレビ朝日開局60周年記念として2019年2月3日に放送された『松本清張ドラマスペシャル 疑惑』です。
これまで数々の悪女役を演じて来た米倉涼子さん相手に一歩も引かないどころか、圧倒してしまうような悪女ぶり。
主役の有能な弁護士・佐原卓子役を米倉涼子さんが演じ、黒木華さんは世間から保険金目当てで夫を殺した犯人と目される前科4犯の悪女・白河球磨子(しらかわ くまこ)を演じました。
挑発したり怒鳴ったかと思えば甘えて縋り付いたりと、表情と態度をコロコロと変える球磨子。
球磨子ほど極端ではなくても、たくさんの矛盾を抱えて生きているような女性は結構いますが、いざ演じようとすると相当難しいと思うんです。
その演じるのが難しいこの役を黒木華さんが球磨子そのものに見えるくらい自然に演じていて、前々から気になる女優さんだったのですが、このドラマで一気にファンになりました。
米倉涼子さんも球磨子に振り回されながらも、球磨子の表情や過去から真実を引き出そうとする敏腕女性弁護士役が素晴らしく見応えのあるドラマでした。
ドラマを見終わった後で唯一心配だったのが、「悪女役が嵌り過ぎてもう着物の似合う素朴な女性の役はできないのでは?」ということでしたが、黒木華さんは懐の深い女優さんなので大丈夫ですね。
純と愛
2012年10月 NHK総合
田辺千香 役
黒木華さんのドラマデビューは2012年10月にNHK総合で放送された『純と愛』です。
宮古島のホテル再建をテーマにした話です。
黒木さんは、主人公の狩野 純のオオサキプラザホテルの同期のフロント係 田辺千香役。
田辺千香の嫉妬深い正確の難しい役どころを好演しています。
世にも奇妙な物語’13 秋の特別編|ある日、爆弾がおちてきて
2013年10月 フジテレビ
永峰はるか /パルカの一人二役
ある日、爆弾がおちてきての役どころ
2013年にフジテレビ系列で放送された『世にも奇妙な物語’13 秋の特別編』の「ある日、爆弾がおちてきて」でした。
原作は古橋秀之さんの同名ライトノベルです。
発作に備えてニトログリセリンを常に携帯している心臓病の女の子・永峰はるかと、はるかにソックリな人間型爆弾のパルカの2役を黒木華さんが演じていて、印象的な透明感のある声と、片思いの彼に好きな子がいることを知ってあっさり消えてしまう儚さに涙を誘われました。
個人的に星新一さんのショートショートや新井素子さんの初期のSF小説が好きなせいもあるのか「ある日、爆弾がおちてきて」は印象深く心に残っています。
花子とアン
2014年4月
安東かよ 役
2014年にNHKで放送された『花子とアン』は、赤毛のアンを日本で始めて翻訳した安東はな(村岡花子)の話。
黒木華は、安東はなの2つ下の妹の役を演じます。
安東はなの女学校に逃げ込んで、たくましく生きていく様を演じています。
黒木華の昭和顔が適役ですね。
天皇の料理番
2015年4月
高浜俊子 役とナレーション
杉森久英さんによる同名ノンフィクション小説が原作で2015年にTBS系で放送された『天皇の料理番』では、夢を追い続ける夫を支える古風で健気で奥ゆかしく芯の強い女性・俊子を演じ、着物の似合う容姿と可憐な演技で視聴者を魅了した黒木華さん。
そして佐藤健さん演じる夫・秋山篤蔵との夫婦愛が憧れと感動を呼び大好評でした。
こういう役では黒木華さんの本領発揮ですね。
演技も素晴らし過ぎます。
真田丸
2016年1月~12月
梅 役
黒木華さんは、堺雅人演じる信繁の初恋の人・梅を演じています。
梅は立ち回りが上手で、現代で言えば悪女。
黒木華さんの悪女キャラが存在感を放っています。
真田丸で堺雅人の恋人役黒木華の役回り|長澤まさみとの女のバトルが話題に
西郷どん
2018年1月
西郷糸 役
2018年にNHKで放送された大河ドラマ『西郷どん』では、西郷隆盛の3番目の妻・糸を演じた黒木華さん。
お転婆で芯の強い女の子から大人の女性に成長し、久しぶりに再会した西郷の妻となり、留守がちな夫に代わって家を支える献身的な役でした。
西郷の2番目の妻・愛加那(二階堂ふみ)と西郷の子どもを引き取って育てるという、ただ西郷への愛情だけではなく、国を支える西郷と一緒に戦う使命感のようなもので行動する強い女性ですが、外見はとっても可愛いのです。
獣になれない私たち
2018年10月~
長門朱里 役
2018年に日本テレビ系で放送された『獣になれない私たち』では職場での挫折で彼のマンションに転がり込んで仕事を辞め、彼と別れた後に新しい彼女・深海晶(新垣結衣)がマンションに引っ越してきても、一緒に4年も住み続け仕事をしないでゲーム三昧の日々を送る長門朱里を演じました。
元カレの現在の彼女・晶に辛い気持ちをぶちまける朱里の姿は賛否両論を呼び、朱里の言葉にイラつく人や、心に刺さり共感する人などでツイッターでも話題になりました。
リーガルハイ
2012年~ フジテレビ放映
第二期の本田ジェーン 役
リーガルハイは、古沢良太の脚本によるオリジナル作品。
敏腕弁護士・古美門研介(こみかど けんすけ)と正義感の強い新米弁護士の黛真知子(まゆずみ まちこ)が繰り広げる半沢直樹のパロディ的な要素が多々含まれる法廷ドラマ。
黒木華さんは、第二期の本田ジェーン役。
元検事でしたが、羽生晴樹(岡田将生)のウィン-ウィンを目指す姿勢に共感し、羽生が検事を辞して設立したNEXUS法律事務所に入所。
NEXUS法律事務所は、主人公古美門研介のライバル事務所。
本田ジェーンは、第1話の検事時代のジミな性格から、NEXUS法律事務所に入所すると開放的となり、ヒッピー風貌に変身。
黒木華の変身ぶりがスゴイと評判に!
こうして見ると本当に幅広い役柄を演じていますね。
ネット上では色々な意見がありますが、私は天才の一人なのではないかと思っています。
現在放送中の『凪のお暇』の続きとこれからの黒木華さんの活躍がとても楽しみです。